江戸紫

 


 

[江戸紫とは?]

言葉としてはとても有名な言葉である「江戸紫」とは、
江戸を代表する日本古来の染め色だったといわれる名称で、青紫系の色。

JISの色彩規格では、「こい青みの紫」という位置づけ。

 

由来は、地元の武蔵野に生えていたムラサキという多年草の根から抽出した、
当時の江戸地方を代表する染め色ということが色名の由来である模様。
(当時からそう呼ばれていたのか、近代になってそう名付けられたのかは不明)

 

 

[英語名]

色の雰囲気を何らかの事情で海外の仕事先に伝えたい場合は、
「blue-violet」といった伝え方が的確であるようですが、
日本古来の色名のため、直接的に江戸紫を指す英単語はないようです。

 

 

[江戸紫の色見本/６ケタの色コード]

江戸紫 #745399

#745399

 

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江戸紫と似ている色の違い比較(バイオレット/パープル/古代紫など)

江戸紫 #745399	#745399
すみれ色 (バイオレット) #5a4498	青紫系の 代表的カラー
紫色 (パープル) #884898
古代紫 #895b8a
京紫 #9d5b8b	やや赤っぽい
ぶどう色 #522f60
江戸紫 #745399	#745399

 

[江戸紫とバイオレットの違い]

同じく青紫系カラーであるバイオレット(すみれ色)と比較すると、
江戸紫のほうが青が弱く、紫色に近い。

 
 

[江戸紫とパープルの違い]

江戸紫と基本的な紫を意味するパープルを比較すると、定義通り江戸紫色は青紫に見える。

 

[江戸紫と京紫の違い]

京紫という似たような名前の紫色系カラーと比較すると、
京紫は「暗い赤紫色」といった感じで、江戸紫とは系統が違う。