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オートクチュールとプレタポルテの違いとは?

 

オートクチュールとプレタポルテの違いとは?

 
 
このページは、2つの違いが判らない人が多いと言われるパリコレ&服飾業界ショー用語、
 
「オートクチュール(haute couture)」

「プレタポルテ(pret-a-porter)」
 
の違いについて詳しく説明しているページです。
 

 
 

基本的な"オートクチュール"と"プレタポルテ"という言葉の意味や違いについて

 
 

オートクチュール
(haute couture)

 

"高級注文服"というような意味のフランス語。
 
一つ一つの作業が、注文客を店に招いて本人をモデルに
何度もフィッティング作業が行われようやく完成する世界に一つだけの服。
 
価格もプレタポルテの服よりも高い。
 
なお、4大コレクション(パリ/ミラノ/NY/ロンドン)の中で、
オートクチュール部門のショーが正式開催されているのはパリコレのみ。
 
 
プレタポルテ
(Pret-a-Porter)
 
"高級既製服"というような意味のフランス語。
 
英語では「Ready-to-Wear」と訳され、
オートクチュールのように注文後のフィッティング作業などがなく、
"すぐに着ていける"というような意味。
 
オートクチュールより安く提供され、1970年前後から
イヴサンローランや高田賢三などが普及させたと言われる。
 
 

 

 
[森英恵さんのインタビューなどから判明しているオートクチュール組合の規定]
 
オートクチュールはフランスの伝統であるため、
フランス人による技術の継承のための国策として、
パリのオートクチュール組合内には様々な規定があるようです。
 
判明している主な規定は以下の通り。
 
  • 「フランス人」の職人を20人以上雇う
  • メゾンでは専属モデルを2・3人程度雇う
  • 1シーズンに75点以上の新作を発表する
 
 
*古い情報も含んでいるため、現在は一部規定が変わっている可能性あり。
*その他、この情報は何かのインタビューの情報であまり覚えていないためあくまで不確実情報ですが、森英恵さんの場合、現地のフランス人ではなく海外から連れてきた自国スタッフを雇っていないかなど視察(監査)が来たりする場合もあった模様。
 
 
 

パリコレにおける2つの部門の違い・特徴とは?

 
 
ミラコレ、NYコレ、ロンドンコレクション、東京コレクションにはオートクチュール部門自体がありません。
 

 

パリコレ・オートクチュール部門

 

 

【開催時期など】

毎年2回、1月と7月に開催。

 

実際の時期とは約3か月のずれがあり、

パリメンズシーズンやウィメンズ・プレタポルテシーズンよりも遅く開催。

(その年の1月に春夏コレクション、7月に秋冬コレクションが発表される)

 

作業は職人の手作業によって行われる。

日本のデザイナーとしては森英恵が初めて協会(組合)のメンバー入り。

 

プレタポルテ部門のショーに参加しているブランドの一部が

オートクチュール部門にも参加しているほか、

オートクチュール部門のみに参加しているブランドも多い。

(エルメスやヴィトンなどバッグ主体のブランドは参加していない)

 

なお、プレタポルテのショーと比べて、

芸術な意味合いが強いことが特徴。

 

 


 

 

【モデル面】

プレタポルテよりも参加ブランドや起用モデル数が少ないこともあり、

モデルとして出演するのはプレタポルテよりも難しく、

基本的に一部のトップモデルしか出演することができない。

 

大抵のモデルは、プレタポルテで経験・実績を積んでから

オートクチュール部門に参加しはじめるケースが多い。

(*ただし、近年の日本のモデルにおいては、

プレタポルテとほぼ同時期にデビューするケースや

オートクチュールからデビューしたケースもいくつかあり)

 

なお、基本的にウィメンズのショーだけのため、

登場するモデルはほとんどが女性モデル。

ただし、まれに男女混合ショー形式のショーもあり。

 

 

パリコレ・プレタポルテ部門

(ウィメンズ)

 

 

【開催時期など】

毎年2回、2月下旬から3月上旬にその年の秋冬コレクション、

9月下旬から10月上旬にかけて次の年の春夏コレクションが発表される。

(したがって実際のシーズンよりも約半年早くコレクションが発表される)

 

1970年代からオートクチュールに替わって台頭するようにより、

現在では「パリコレ=プレタポルテ」という位置づけにまでなっている。

 

 


 

 

【モデル面】

参加ブランドはオートクチュールの数倍であるものの、

トップブランドのショーに関しては、そのシーズンにピークを迎えている

世界各国のスーパーモデル上位50人程度で枠はほぼ埋まる。

 

しかし、ミラノコレクション後の初日(トップモデル達の移動日)のショーや、

まだ無名の新人ブランド、非公式日程での参加ブランドあたりであれば

スーパーモデルと呼ばれるポジション以外のモデルにも出られるチャンスあり。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 
 
 

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