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百貨店(デパート)とファッションビル

 

まずはじめに

 
このページは
「百貨店」
「ファッションビル」
の違いをおおまかにまとめたものですが、時代の流れに応じて、
 
 

  • 出店する店舗の傾向(共通点)
  • 地下テナントの構成
  • 顧客ターゲット層

 
 
などは顧客ニーズや景気変動などに応じて
少しずつ変わっていく可能性があります。
 
あくまで2010年代半ばにおける定義としてご覧ください。
 
 
 

百貨店(デパート)とは?

 
 
department store
 
「百貨店(ひゃっかてん)」とは・・・・・。
 
"百貨"という漢字の通り、衣食住をまたいで様々なカテゴリの商品を販売する大型小売店の事。
発祥は江戸時代の呉服屋といわれ、現在でも衣料系の出店が多め。
 
ファッションビルよりも格式高くターゲット年齢層も高く、
百貨店には出店するがファッションビルには出店しない、というようなブランドもあり。
特にシャネルやヴィトンといった海外の高級ブランドは、
ファッションビルには出店せず、路面店以外に関しては基本的に老舗百貨店に出店先を絞っている。
 
 
外観的には、2階建てくらいで店舗面積が広い郊外ショッピングセンターと違い、
土地の高い一等地に店を構えていることもあり、横ではなく縦に長い建物である事も特徴。
また、基本的に各階ごとに商品(店舗)カテゴリが分かれている。
 
 
基本的に「デパート(デパートメント・ストア)」と同義語。
なお、google翻訳で「department store」を日本語訳すると「デパート」になり、
地下一階は「デパ地下(デパート地下の略)」と呼ばれる惣菜、スイーツ系テナントが集まっているのも特徴。
 
 
 
 
 
【ファッションビルとの主な違い】

  • ターゲット年齢層高く、価格帯もファッションビルより高い
  • 1Fは海外高級ブランド(シャネル、ヴィトン、エルメスなど)の衣料・化粧品などが中心
  • 地下一階は大半が惣菜やスイーツ店が集まる「デパ地下」となっている。
  • 自社スタッフが売り場で働いているケースがファッションビルと比べると多め(程度は様々)。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

主な百貨店チェーン

 
2015年時点の情報。
合併などにより、親会社などが変わる可能性あり。
 

三越

 

東京拠点。

三越伊勢丹ホールディングス傘下。

 

伊勢丹

 

東京拠点。

三越伊勢丹ホールディングス傘下。

 

丸井今井

 

本社は札幌。

三越伊勢丹ホールディングス傘下の北海道の百貨店。

東京の「株式会社丸井グループ」とは別の会社。

 

岩田屋

福岡拠点。

三越伊勢丹ホールディングス傘下。

高島屋

 

本社は大阪。

主な出店網は大阪と関東の首都圏。

 

松坂屋

 

名古屋系。

Jフロントリテイリング傘下。

 

大丸

 

大阪系。

Jフロントリテイリング傘下。

 

そごう

首都圏拠点。

セブン&アイ・ホールディングス傘下

西武

首都圏拠点。

セブン&アイ・ホールディングス傘下

阪急百貨店

大阪拠点。

株式会社阪急阪神百貨店傘下

阪神百貨店

関西拠点。

株式会社阪急阪神百貨店傘下

 

 

[その他]

  • 小田急百貨店
  • 東急百貨店
  • 京王百貨店
  • 丸栄
  • 近鉄百貨店
  • 天満屋

 

 

 

*マルイは百貨店のように「丸井」という漢字を使用している店舗一部もあるが、百貨店ではない。

 

 

 

その他、日本百貨店HPには会員リストあり

日本百貨店協会HP・・・・・・・・・こちらに名前がある場合は百貨店扱いで確定

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

ファッションビルとは?

 
 
 
ファッションビルとは、
「fashion building」から成る言葉。
 
意味は、
百貨店とは少し違い、名前の通り「ファッション(流行)」、そして若い世代を意識した
 

  • 衣料店
  • 雑貨店・・・・・フランフラン、PLAZAなど
  • アクセサリー(ジュエリー)店
  • フード店(ファストフードなど)
  • カフェ

 
 
などがテナントを構成する高層型の大型小売店のこと。
逆に、その時期の流行を無視した日用品的なベーシック系ショップはあまりなし。
 
 
百貨店同様に駅ビル、駅付近といった一等地の出店ということもあり、
横に広い郊外ショッピングセンターとは違い、基本的に縦に長い建物の形状をしており、
各階ごとに基本的にテナントのジャンルも分かれている。
 
 
ただし、店舗によっては顧客にニーズに合わせる形で取扱いジャンルが幅広く、
対象年齢が若めであることを除いては百貨店とあまり違いない店舗もあり。
逆に、109あたりは大半が女性向けの衣料・雑貨店で構成されている。
 
 
 
 
 
【百貨店との主な違い】

  • 衣料品店の比率が高い
  • ターゲット年齢層が若い
  • 1Fに海外高級ブランド(衣料/化粧品)が出店していない。
  • 大半の店舗は地下1Fはいわゆる「デパ地下(惣菜/スイーツ)」ではない。
  • 店舗スペースを外部に貸し出すビジネスのため、基本的に売り場ではビル側の社員は働いていない

 
 
 
 
【主なファッションビルチェーン】

  • マルイ(丸井)
  • パルコ
  • ルミネ
  • 109
  • OPA
  • フォーラス
  • ラフォーレ
  • VIVRE

 
 
 
 
 
 
 

百貨店とファッションビルの共通点と違い

 
[共通点]

  • 実質的には現代では幅広いカテゴリのテナントが出店している点
  • 店舗が横長ではなく、縦に長い(高層)である点
  • 駅から近い点

 
 

 

[違い]

 

項目/種類 百貨店 ファッションビル

対象年齢

高め 主に若い人向け

対象所得者層

ファッションビルより高い 百貨店よりも安い

海外高級ブランドの出店

(シャネル、ヴィトン、

ディオール、エルメスなど)

あり なし

1階(1F)の

主なテナント

世界トップの高級ブランド店

(衣料、化粧品、アクセサリー)

衣料店(セレクトショップ)、

飲食店など

地下1階(B1)の

主なテナント

惣菜店/スイーツ店

(いわゆるデパ地下)

 

衣料店が多い

(あまりフード系はなし)

 

*地下なし店舗もあり

 

 

[その他情報]

例えば、ブランド内に価格帯やターゲット年齢層の違う2つのラインがあるブランドの場合、

ファーストラインを百貨店に、セカンドラインをファッションビルに、

といったように明確に出店先を分けている例がある。

 

 

[注記]

*地下一階が百貨店のようにフード系テナントを集めた「デパ地下(フード/スイーツ)」状態になっているファッションビルも一部あり。

*一部百貨店では、地下1Fが「デパ地下(フード/スイーツ)」ではない店舗もあり。

 

 

 

 


 
 
 

【類似ワード】 総合スーパー(GMS)

 
日常会話の中では、
特に高層建物の店舗は実質的には「デパート」と扱われている場合も多いものの、
 
 
  • イトーヨーカドー・・・・・高層型店舗の外観はデパート的
  • イオンモール
  • 西友(SEIYU)
  • ダイエー
  • APITA
  • 長崎屋
 
 
あたりは、総合スーパー(GMS)というジャンルに分類される。
(GMSは「general merchandise store」の略)
 
特徴は、店舗全体において価格帯が低く、
特に食料品においては、格安のプライベートブランドを用意するなど、安さを売りにしている点。
 
 
衣料品に関しては、百貨店やファッションビルに出店するブランドはほとんど出店がなく、
有名ブランドが総合スーパー向けの低価格業態(ブランド)を別途用意して
出店しているような場合がよくある。
(まれに出店先を絞らずに総合スーパーとファッションビルの両方にまんべんなく出店 している例もあり)
 
 
 
 
 

 
 
 
 

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