TOP(www2) > わかりやすい「素材解説(生地,繊維)」 > 【繊維名】 絹 [英語=シルク]

絹(シルク)

絹(シルク)、絹織物とは?

 

絹 = 英語でsilk

 

 

絹とは、カイコガ(昆虫に分類される)の幼虫である蚕(カイコ)が吐く糸が丸まった、

まゆ(繭)から採取した繊維のこと。

 

そして、その糸で織った織物(生地)のことを絹織物という。

 

なお、精練する前の生糸の状態では、主成分の「フィブロイン」の周りが

セリシンという物質で覆われているため糸には光沢感はないが、

精練という作業をすることにより、

セリシンが除去されて糸に光沢感や柔軟性が生まれる。

 

 

特徴としては、光沢感となめらかな手触りが特徴の高級素材で、絹100%の商品はとても高額になる。

 

 

 

 

【絹織物の歴史

正確な時期は不明であるものの、中国で生産が始まったと言われ、

中国特有の織物として長い歴史を築いたのちに世界各地に広がっていき、日本でも長い歴史をもつ。

 

 

 

 

外部の参考になるページ:楽天市場シルクの部屋

http://www.rakuten.ne.jp/gold/silknoheya/

 

 

 

■楽天市場での「シルク生地」最新売上ランキング

(表面の雰囲気を知りたい場合はこちらからチェック)

 

 

 

 

 

絹織物用語

 

用語 意味

精練

(せいれん)


余計な付着物などに除去する工程のこと。

絹においてはセリシン除去作業のこと。


生糸

(きいと)

精練する前の光沢感のない糸のこと。

練糸

(ねりいと)

布にする前に生糸を精練してセリシンを除去した、光沢感のある糸のこと。

生絹

(きぎぬ)

精練していない生糸で織った、まだ精練していない状態の絹織物のこと。

練絹

(ねりぎぬ)

生糸で織ったあとに精練を済ませた絹布のこと。もしくは練糸で織った絹織物のこと。

後練り

(あとねり)

生糸で織ってから精練すること

先練り

(さきねり)

織る前に、先に精練して練糸にしてから織ること
しぼ(皺)


糸の撚り具合の変化を利用して作った、波状の縮みシワのこと。

「サビ」と読む場合もあり。


玉繭

(たままゆ)


2匹以上のカイコが一緒に作った繭のこと。

通常よりサイズが大きい。

玉糸、真綿などの原料になる。


玉糸

(たまいと)


玉繭から作った生糸のこと。

ザラザラしていて、通常の生糸よりも太い。


真綿

(まわた)


くず繭を煮沸・精神し、引き延ばした作った綿(わた)。

紬糸や布団綿の原料になる。


丈夫で保温性が高いのが特徴。


繰糸

(そうし)

(くりいと)

 

絹糸の基本的な作り方。

 

英語でいうと「reeling」。

reelは釣り道具の「リール」という単語で知られる。

 

数粒の繭から糸を何本か引き出してまとめ、一本の生糸を作る作業のこと。 

 

紬糸紡績

 

読み方は「ちゅうしぼうせき」。

 

繰糸」という絹糸の基本的な作り方とは違い、

くず糸などを紡いで作る形の繊維再生的な絹糸の紡績方法。


絹紡糸

(けんぼうし)


くず繭や生糸くずなどからを紡いで作ったランクの低い絹糸のこと。

こちらは短繊維に分類されると思われる。


絹紡紬糸

 

(けんぼうちゅうし)


別名は「紡紬糸(ちゅうぼうし)」。

絹紡糸とは別物。



絹糸製造中に発生したくずを集めて紬糸のように作ったランクの低い糸。


短繊維に分類されると思われる。


紬糸

(つむぎいと)


通常の絹糸の作り方とは違い、真綿などに手で撚りをかけて作った太い絹糸のこと。

手で作る糸というところがポイント。

こちらはランクの低い糸というわけではない。

 

紬糸のランクが低い版が「絹紡紬糸」。


 

 

 

 

 

 

 

絹紡糸と絹紡紬糸と紬糸(つむぎいと)の違い

 

 

通常の絹糸(長繊維)ではない紡績系の絹糸の比較。

 

種類 位置付け 作り方・特徴

 

絹紡糸

(けんぼうし)

 

別名「紡績絹糸」

 

通常の絹糸よりもランクが低い。

絹糸の紡績糸バージョンといった位置付け

通常の絹糸の作り方(繰糸)ではなく、

くず繭や生糸くずなどを紡いで作る。


 

絹紡紬糸

(けんぼうちゅうし)

 

別名は「紡紬糸

または「紡績紬糸


紬糸のランクが低い版

絹糸製造中のくず類を集めて作る。

紬糸(つむぎいと)とは原料が違う。

 

紬糸(つむぎいと)との

作り方の違いは整理中。


紬糸

(つむぎいと)

そんなにランクは低くない。

絹紡糸よりランクは上と思われる。

 

真綿などを手で撚って作る。

 

作り方が「繰糸」ではない。

手で撚って作るのが特徴。


 

 

*3つの明確なランクの順位付けは今のところ不可。

(ただし、絹紡紬糸が元もランクが低い絹糸であることは確定)


 

*定義がわかりづらくあいまいな部分がありますため、

もし微妙に間違っていた場合は予告なく修正させていただきます、ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

カイコの繭に関する情報

 

  • カイコの繭は1本の糸が丸まった形でできており、糸を伸ばしきって直線的に伸ばした場合、通常1500m前後くらいの長さになると言われる。

 

 

 

絹織物の特徴(強み)と弱点

 

【絹織物の特徴(&強み)】

  • 光沢感がある
  • なめらかな手触り
  • 染色性が高い

 

 

【絹織物の主な弱点】

  • 摩擦に弱い
  • 紫外線に弱い
  • 洗濯に弱い

 

 

 

主な絹織物

 

 

 

種類 定義・特徴など

縮緬

(ちりめん)

絹織物の代表的存在。

表面に細かい"シボ"があるのが特徴。

 

平織りで織ったあと精練して仕上げる。

 

羽二重

(はぶたえ)

縮緬と並ぶ、絹織物の代表的存在。

たて糸、よこ糸ともに無撚(撚っていない)生糸で織った厚手の後練り織物。


透綾

(すきや)

 

透けるほど薄手の絹織物。

別の読み方「すきあや」

 

御召

(おめし)

 

御召縮緬(おめしちりめん)の略。

徳川11代将軍の家斉が召したことが語源とされる。

 

(つむぎ)

 

紡糸で織った絹織物。

(紡糸とは、くず繭などを紡いで作った糸のこと)

 

銘仙

 

(めいせん)

洋服が入ってくる前の第二次大戦の頃までは、

日本の衣料分野でポピュラーな存在だった織物。

 

こちらは、絹紡糸から作られるものもあり。

富士絹

(ふじぎぬ)

 

絹紡糸から作られる絹織物。

最初に作った会社の社名に"富士"が入っていたのが名前の由来

 

絹紡縮緬

(けんぼうちりめん)

絹紡糸から作ったタイプの縮緬

 

 

 

 

 

絹(シルク)素材を使用した主な商品

 

  • ネクタイ
  • スカーフ
  • ストール
  • ドレス
  • シルク混カーディガン
  • シルクスカート

 

 

*ネクタイやスカーフあたりなら使う生地の量が少ないため、

シルク100%使用であってもそんなに価格は高くないものの、

洋服においてシルク100%のものとなると生地の量がとても多くなるため、

1着5万円前後の高額商品になる。


トップス&ボトムス両方を兼ねたシルク100%のドレス/ワンピースあたりは10万円前後が多い。

 

 

 

 

混紡されることが多い素材

 

シルク100%ではなく、他の素材と混紡される場合の主なパターン。

ボトムス商品の場合、ストレッチ素材のポリウレタンが数パーセント混紡される場合が多い。

 

 

  • 綿(コットン)メイン + シルク少々
  • 絹メイン + 綿少々
  • 綿(コットン) + 麻 + シルク
  • 綿(コットン) + レーヨン + シルク
  • ポリエステル + シルク
  • シルク + ナイロン
  • 麻 + シルク
  • レーヨン + ポリエステル + シルク
  • リヨセル + シルク
  • シルク + ポリウレタン

 

 

 










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